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ネガティブ思考で内向的な性格の人ほど、座りっぱなしが少ない?―心臓病患者の意外な行動パターン

  • 執筆者の写真: 内藤 紘一
    内藤 紘一
  • 2025年12月26日
  • 読了時間: 2分

近年、座り過ぎると健康に良くないことが多くの研究から報告されています。その中でも、特に長い時間座りっぱなしでいることが多いとさらに健康に悪いことが知られています。そこで、本研究で私たちは心臓病のリハビリに通う患者さんを対象に、性格と日常生活での座る時間の関係を調べました。

抑うつの方など座っている時間が長いと報告されていますが、この研究では意外な結果が得られました。ネガティブな感情を抱きやすく、それを他人に表現しにくい性格の人(タイプD性格と言います)や、不安が強い患者さんは、1日の座っている時間の合計は他の人と変わらないのに、長く座り続ける時間は少なかったのです。

加速度計という機器を使って約2週間の日常生活を測定したところ、このような性格特性を持つ人は、座位行動を細かく中断していることがわかりました。これは、自分の病気への過度な注意や心配から、無意識のうちに「座りっぱなし」の状態を避けている可能性があります。このため、このような性格を持つ人たちに対しては、良いと言われている長時間座位の中断も過度にならないように注意する必要があることが示唆されました。

この発見は、患者さん一人ひとりの性格に合わせた運動指導の重要性を示しています。性格特性を考慮した個別化されたサポートが、より効果的な支援につながると考えられます。


近藤美咲さんの卒業研究テーマであるこの研究は、第9回日本循環器理学療法学会学術大会において、厳正な審査を経た女性研究者優秀演題セッション「Rising Star」に選出され、発表しました。Congrass‼


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